乾燥肌の対策・治し方は大きく二つあります。
身体の中から行うものと、外から行うものです。そして、最優先は「身体の中から乾燥肌対策」をすることです。
あなたのお肌も、血液も筋肉も骨も髪の毛も、全てあなたが食べた食事や水分から作られています。そして、それが健康で正しい機能で作られるためには自律神経やホルモンバランスが整っていないと崩れてしまうのです。
栄養のバランスが悪い・運動不足・睡眠不足・ストレスが、体の調子全てを狂わせています。健康や美容に直結しているんです。
乾燥肌・ニキビ・アトピーなども、原因はそこなのです。それを整えないで、薬や化粧水やクリームだけでなんとしようとしても、無理なのです。
【身体の中から乾燥肌対策】
まず乾燥肌対策の食事ですが、ポイントはビタミンAとビタミンBです。
1、ビタミンAを多く含む食べ物
・卵黄 ・レバー ・じゃがいも ・ウナギ ・わけぎ(長ネギ)
・バターやマーガリン ・春菊 ・ぎんだら ・にんじん
ビタミンAには、動物性の食品に含まれるレチノールと、野菜など植物性の食品に含まれるカロテンがあります。ちょっと太り気味の方や、ニキビのある方は、植物性を中心にしましょう。
ビタミンAが十分にあれば、皮膚のサイクルは正常に保たれて、うるおいのある肌になります。ちなみに、お肌だけでなく眼もキラキラと輝きのある瞳になりますよ♪
2、ビタミンBを多く含む食べ物
(ビタミンB2)・納豆 ・うなぎ ・レバー ・牛乳 ・青魚全般
(ビタミンB6)・サケ ・さつまいも ・マグロ ・バナナ
ビタミンBはたくさん種類がありますが、お肌にとって大切なのは、ビタミンB2とB6です。
ビタミンB2は、皮膚・髪・爪の健康に不可欠です。不足すると口びるが荒れたり、口内炎などの原因にもなります。
ビタミンB6は、タンパク質の分解から再合成の過程で不可欠です。不足すると、お肌の炎症やアレルギー体質になりやすくなります。また、生理前のイライラや生理痛の原因にもなります。
そして、もちろん栄養はバランスが大切です。生野菜や果物でビタミンC・エンザイム・ポリフェノールを摂ることも大切ですし、大豆製品やキノコ・海藻で食物繊維を摂ることも大切です。
食物繊維は自律神経やホルモンバランスを整えて、健康や美容全般に影響大です。
そして1時間程度歩くような有酸素運動を行いましょう。これも自律神経やホルモンバランスを整えて、お肌の代謝やセラミド(皮膚を守る角質層の皮脂成分)の調整をしてくれます。
【身体の外から乾燥肌対策】
根本は上記の食事や運動で、乾燥肌対策を行わないと意味がありませんが、それを補う外からの対策もしましょう。
お風呂から上がった後は、皮脂成分が落ちているので乾燥肌になりやすい状況です。水分を逃がさない対策が必要になります。
まず、アルコール成分が入った収れん系の化粧水は止めましょう。乾燥肌の人には刺激が強すぎて、アレルギーや皮膚炎の原因になります。
アルコールが入っていない、美容液・乳液・クリームを使いましょう。洗顔後やお風呂上りで、お肌が乾ききらないうちに塗りましょう。
主な保湿成分
・コラーゲン ・ピロリドンカルボン酸 ・セラミド ・ヒアルロン酸 ・尿素 ・グリセリン
乾燥肌対策では、上記のような成分を含んだ美容液やクリームを選ぶようにしましょう。