乾燥肌になる原因とは、ずばり「セラミド」という保湿成分が足りないからです。
あなたのお肌の皮膚は、角質層という一番外側の表面の層で守られています。たったの0.02mmしか厚さがないのですが、外からの異物の侵入を防いでくれる「バリア機能」を持っています。
そのバリア機能の立て役者がセラミドという脂質なんです。つまり必要な脂分です。
これが不足しているために、お肌の水分・うるおいが保てなくなり、乾燥肌の原因になってしまうわけです。
また、バリアが弱いわけですので、外からの異物が侵入しやすく、ウイルスや細菌に反応して、吹き出物や炎症が起こるのです。アトピー、アレルギーにもなりすい肌と言えます。
【セラミドが不足する原因】
では、乾燥肌の原因になるセラミドの不足はなぜ起こるか?・・という疑問がわいてきますよね。
「脂分が足りないんだから脂っこいものを食べれば良いんだ・・」というのは間違いです。動物性脂肪というのは、人間の体の中で溶けにくく、消化もされにくいですし、単なるコレステロールになってしまいます。
人間に必要な皮脂分は、野菜やお魚から十分摂取できるのです。また植物性の油も、それがそのまま良い皮脂になってくれるわけでもありません。
皮膚を作り、代謝し、お肌に正しい皮脂分を定着させるのは、ホルモンバランスの役目です。
そのホルモンバランスを整えているのが自律神経なのですが、栄養バランスの悪い食事・運動不足・睡眠不足・ストレスによって崩れてしまうのです。
ですので、乾燥肌の本当の根本原因は、「栄養バランスの悪い食事・運動不足・睡眠不足・ストレス」なんですね。