食べ物と病気との関係は、直結しています。栄養学というのは、栄養素だけを知っても意味がありません。
このページでは、どの栄養バランスがどんな病気と関係があるのかを解説していきます。
病気や美容・健康、そして精神的な健康との関係も含めて知ることが栄養学なんです。WHO(世界保健機構)でも「健康とは単なる病気がないことではなく、肉体的・精神的・社会的に良好であること」と定義しています。
あなたや家族の毎日の食事では、何を意識しているでしょうか。多くの方は、「とにかくエネルギーを摂って活動力を高めよう・・」という意識が強い傾向があります。
もちろん、炭水化物・糖質・脂質などのエネルギーがないと活動は出来ないわけですが、感染症やストレスへの抵抗力をつけることも、食事に求められることなのです。そして、骨も皮膚も髪の毛も作らないといけないわけです。
それよりも、アンバランスや添加物による病気のリスクの方が高い時代です。
癌・糖尿病・脳卒中・心臓病など成人病のほぼ100%は、生活習慣が原因なのです。
その基盤が食事であり、栄養バランスです。
もちろんこの「食事」には、飲み物・お酒・タバコなども含まれています。あるいは、飲み薬・塗り薬・石鹸シャンプーや消毒薬・お風呂のお湯など、体に接触する物は全て対象です。
また、もちろん生活習慣の中にはストレス・睡眠・運動も含まれます。
【食事と病気の関係】
■多すぎる物:エネルギー量、脂質、糖質、アルコール
◆起こりやすい病気:肥満、糖尿病、癌、脳卒中、心臓病、脂質異常症
■多すぎる物:塩分、脂質、糖質
◆起こりやすい病気:高血圧症
■多すぎる物:タンパク質、アルコール、エネルギー量
◆起こりやすい病気:痛風(高尿酸血症)
■多すぎる物:添加物(インスタント食品・レトルト食品・化学調味料・合成保存料など)
◆起こりやすい病気:癌、うつ病、アルツハイマー、自律神経失調症・ホルモンバランス異常による病気全般
△少なすぎる物:エネルギー量
◇起こりやすい病気:るいそう、やせすぎ
△少なすぎる物:食物繊維
◇起こりやすい病気:腸の病気全般、癌、うつ病、自律神経失調症・ホルモンバランス異常による病気全般
△少なすぎる物:カルシウム
◇起こりやすい病気:骨粗しょう症
△少なすぎる物:ビタミンA
◇起こりやすい病気:夜盲症、視力低下、皮膚病
△少なすぎる物:ビタミンD
◇起こりやすい病気:くる病
△少なすぎる物:ビタミンB1
◇起こりやすい病気:脚気、皮膚病
△少なすぎる物:ビタミンB2
◇起こりやすい病気:口内炎、口角炎、皮膚病
△少なすぎる物:ビタミンB12
◇起こりやすい病気:悪性貧血
△少なすぎる物:ビタミンC
◇起こりやすい病気:壊血病、うつ病、癌、皮膚病
では以上が、食べ物と病気の関係の解説でした。
食べ物と病気・健康美容は、切っても切り離せない関係ですので、しっかり頭に入れてください。
特に添加物に要注意です。天然の食材を天然の調味料で調理して食べる・・飲む・・
それを意識するだけでも、全然違いますよ(^_^)