最近よく「酵素(エンザイム)が体に良い」って聞きますよね。
酵素は、人間の生命活動にとって絶対に欠かせないもので、酵素が無くなった瞬間、あなたは死にます。
【酵素の役割】
物事を考えたり、脳からの指令を受けて体を動かしたり、食べた物を消化したり、お肌や骨や筋肉を作ったり、病原菌を殺菌してくれたり・・・と、様々な役割を果たします。
つまり、酵素(エンザイム)が十分に足りていれば、頭が良くなり・美しくなり・健康でいられるということです。
反対に言えば、酵素(エンザイム)が足りなくなることで、頭がどんよりして体がだるい・お肌も髪もボロボロで太りやすい・病気がちで身体のそこらじゅうが痛い。
そんな状況になります。
さて、その酵素(エンザイム)ですが、
あなたはどうやって取り入れれば良いのでしょうか?
人間は必要な酵素を、すい臓や肝臓などで作ることができます。しかし、それだけでは全然足りないので、食物から補充してあげる必要があります。むしろ、本来は体内で作るのは補充分なのです。
しかし、現代人は酵素(エンザイム)を含んだ食材を食べていないのです。その結果、すい臓や肝臓に負担がかかりすぎて、すい炎とか肝炎を起こし、それが常態化することで癌になったり機能不全で死んでしまいます。
では、その酵素(エンザイム)はどんな食べ物に含まれているでしょうか?
一般的によく言われるのが「生の食物」です。
生野菜、生魚、生肉、生卵なんかですね。とにかく生の食べ物です。
人類は、野生動物時代から含めて、ほぼ生の物を食べ続けてきました。「火」というものを使いこなせるようになってからも、生で食べられるものは全て生で食べてきました。
ですので、今までの人類は酵素(エンザイム)は十分に足りていたのです。
でも現代人はどうでしょうか。
パン・シリアル・白米ご飯・麺類・冷凍食品・インスタント食品・レトルト食品・煮物・焼き物・加工品に添加物などなど、ほとんど生の物は食べていないはずです。
ではどうすれば良いのか?
まずは生の野菜・果物を食べることです。それも、生野菜は食事の一番最初に食べることです。
これによって、身体が消化酵素を作るための負担が減ります。おまけに、食物繊維の作用で糖や脂肪の吸収を抑えてくれますので、糖尿病対策やダイエットにも効果的です。
生肉などは病原菌のリスクがありますので、あまりおすすめではありませんが、生魚や生卵は新鮮であればそのまま食べたほうが良いです。お刺身や生寿司は、そういうメリットもあるのです。日本人は古くから、経験で知っていたんですね。
そして実は、生の物でなくても、つまり加熱した食品でも酵素(エンザイム)がたっぷり含まれている食材があります。
二つご紹介したいですが、それは発酵食品と玄米ご飯です。
酵素(エンザイム)は、50度以上の熱に弱いので、加熱することで成分が死んでしまうんです。でも、加工した後に発酵すると、発酵菌が酵素(エンザイム)を作ってくれるんです。
例えば納豆です。
豆をゆでて納豆菌をつけて発酵させます。納豆菌が、「ナットウキナーゼ」という酵素(エンザイム)を作ってくれるんです。
ですので、納豆は加熱調理しないで、そのまま食べるのが正解です。お好み焼きなんかに入れて焼いちゃダメです。
ほかには、漬物なんかは最強ですね。もともと生野菜で酵素を持っていますし、それに加えて発酵菌が酵素を作ってくれます。あるいは、お味噌なんかも発酵物ですね。
そしてもう一つの玄米ですが、玄米の中に含まれる玄米酵素は特殊で、熱を加えても死なないどころか、むしろ活性化してしまうんです。だから、玄米ご飯を炊いてそのまま食べて良いんです。
また、さらに電子炊飯器で保温し続けると、ドンドン酵素が活性化していくんです。
さて、まとめになりますが、ふと気づきませんか?
玄米ご飯、納豆、お味噌、お漬物、生野菜、生魚、生卵・・・
これ、伝統的な日本食そのものですよね!
先人たちに感謝です♪