病気で爪が変色・変形する例をご紹介しましょう。原因は色々ありますが大きく分けると↓
1、栄養不足による爪の変色・剥離・割れ
2、爪白癬・爪水虫による変色と厚型化
3、巻き爪・陥入爪による変形・偏食
になります。これらは生まれつきの病気などではなく、食生活や歩き方・靴の選び方や環境しだいで変わるものです。
つまり自分で治せるものですので、しっかり学んでください。
【1、栄養不足による爪の変色・はがれ】
栄養不足の場合は、まず爪が薄くなります。当然割れやすくなりますので、ボロボロ欠けたりはがれてしまいます。
変色としては、白っぽくなる・黄色っぽくなる・黒っぽくなるケースが多いです。また、段差ができたりスジが入るようになります。
栄養としては、タンパク質・亜鉛が不足するとこのようになってしまいます。お肉、卵、牛乳などのタンパク質が必要ですが、ベジタリアンの人やダイエット中でこれらの食材をさけてしまう人に多いです。
そんな人は大豆製品を食べましょう。お豆腐・納豆・お味噌・油揚げ・厚揚げ・煮豆・おから・豆乳などたくさん種類はあります。もちろん、枝豆や空豆でも良いです。
タンパク質をしっかり摂らないと、爪だけでなくお肌や髪の毛までボロボロになります。そして、心肺機能が落ちてしまうので、代謝が悪くなり結局は太りやすく病気になりやすい体質になってしまうのです。
亜鉛は、カキやアサリなどの貝類に多く含まれています。
そして、足の指のマトリックス部(爪の付け根ふきん)にトリートメント剤を塗ってマッサージするのも良いです。血行が良くなり、爪に栄養が行き渡りやすくなります。
【2、爪白癬・爪水虫による変色と厚型化】
水虫菌というのは、皮膚のケラチンという成分を食べて生きています。そして、湿気が好きですので足の皮膚だけでなく条件がそろえばどこでも住み着きます。
爪もケラチンでできていますので、水虫の住かになり、爪水虫(爪白癬)にかかってしまいます。
ちなみに、水虫は手や髪の毛までも感染する場合があります。
さて、その爪水虫ですが、特徴としては爪が厚くなることです。そしてボロボロと欠けていきます。色は白っぽく濁る感じですが、少し黄色みがかったり、黒みがかったりすることもあります。
爪水虫は、皮膚の水虫が進行した病気の症状です。「別にかゆくないから・・」と放置していると、やがて爪まで侵食してしまいます。そして、爪は固いですから薬剤がなかなか浸透せず、副作用覚悟で飲み薬による長期的な治療をしないといけません。
根気も費用もかかりますから、早めに治さないと大変なことになります。また、家族にも移してしまう病気です。
治療法は、まず足の環境を整えることと、お薬で治療します。
毎日お風呂で洗うことはもちろん、通気性の良い靴と靴下を毎日変えてローテーションします。靴も3足くらい用意してローテーションしましょう。
バスマットや足ふきマットは共用しないようにし、特に外での公共の浴場やプールは要注意です。
病院の皮膚科では、外用薬と内服薬が処方されますが、副作用でかぶれる・はれる・しみる・皮膚炎・胃痛・食欲低下・肝機能障害などが起こるケースがあります。そして、お金もかかります。
心配な方は、民間療法も効き目があるものがありますので試してください。
【3、巻き爪・陥入爪による変形・変色】
爪が湾曲して、巻いた形になるのが巻き爪・陥入爪(かんにゅうそう)です。
この巻き爪がひどくなると、トランペットネイルといって爪の先がトランペットの先端のようにクルリと変形してしまったり、スリーウォールタイプという陥入爪では、爪の先端や両端が足の指に食い込んでもぐりこみ、爪が伸びなくなってしまうことがあります。
すると、雑菌が繁殖して赤く腫れたり膿がたまったりして、激痛で歩けなくなるケースがあります。
足の環境が悪ければ、子供からお年寄りまでなってしまう病気です。
原因は、歩き方や姿勢が悪い、ハイヒールなどのつま先が細い靴を長時間履き続ける、サイズが大きい靴で激しいスポーツをするなどです。他には深爪したり、外反母趾(がいはんぼし)、扁平足(へんぺいそく)などとも関連が深いです。
治療は、金属を爪に差し込み矯正変形させていきますが、足の環境が改善しないと治りません。自分で出来る整体法もありますので、学んで自分で矯正していきましょう。
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