うつのチェック、診断基準について解説していきます。うつ病というと精神的な病気のイメージがあるかもしれませんが、多くはその前に身体的な症状もありますので、思い返してチェックしてみてください。

そして、周囲の人がチェックして気付くための診断基準もありますので、うつ病の本人では気付きにくいことを見てあげてください。

うつ病になった人の写真うつ病患者さんは、自分ではなかなか客観的に見れないものですし、頑固で無理して危険な状況になっている人もいますから、特に家族や職場の上司の方は見逃さないように見てあげてください。

また、うつ病になりやすい性格のタイプもあります。

事前にチェックして把握しておけば、本人も無理しなくて予防できますし、周囲の人も気遣ってあげることができます。

【精神的・気分的な症状で、うつを診断チェック】

これは、気分的な症状から自分で分析するためのチェックです。うつには独特の傾向がありますので、それに当てはまるか診断してみましょう。

(ステップ1)ここ最近の2週間を振り返ってみて、自分が当てはまるかチェックしてください。

1、一日のなかで、何をやってもつまらないと感じ、喜びも楽しさも全くない。
2、一日中なぜか悲しく、むなしく、重いゆううつな気分が続く。

上の二つにどちらも当てはまらず、何か一つでも楽しいことや喜ぶことがあれば、あなたは鬱病ではありません。ただし、疲労がたまっているので、無理なものは止めて、しばらく静養してください。

もし上の二つのうち、どちらかでも当てはまるようでしたらステップ2をチェックしましょう。

(ステップ2)ここ最近の2週間を振り返ってみて、自分が当てはまるかチェックしてください。

1、夜眠れず朝起きれない・または昼間も異常に眠い。
2、まったく食欲がわかない・または食べていないと落ち着かず過食ぎみ。
3、すぐに疲れてしまう・いつも疲れていて重くだるい。
4、「命を絶ったほうが楽かも・・」とふと考えてしまう。
5、イライラしてしょうがない・または体の動きがにぶくなった。
6、自分がダメでどうしようもない人間だと考え続ける。
7、考えがまとまらずに物事が進まない・集中力や決断力がなくなった。

上の項目で三つ以下なら、あなたは鬱病ではありません。ただし、疲労がたまっているので、無理なものは止めて、しばらく静養してください。やる気がない人の画像

そして四つ以上当てはまった方に質問ですが、その症状がとても苦しくて、仕事や家事ができなかったり、学校に行けなかったり勉強できなかったりしますか。

もしそうでなければ、あなたは鬱病ではありません。ただし、疲労がたまっているので、無理なものは止めて、しばらく静養してください。うつ病の一歩手前です。

もし症状が苦しくて活動が何もできないようでしたら、うつ病の可能性が高いです。すぐに病院で診察・治療していきましょう。もちろん休養が大前提です。

【身体的な症状で、うつを診断チェック】

次に身体的な症状による、うつ診断チェックです。

うつ病は多くの場合、実は精神的な症状よりも先に身体的な症状が出ています。しかし、ひどい落ち込みがまだないので、うつ病とはなかなか思えないのです。

1週間ほど下のような症状が続いて、内科で診察したのに異常がない・・という場合は、うつ病の初期症状の可能性が高いのです。

うつ病で悩んでいる子供の写真・めまい、耳鳴り、吐き気がする
・しめつけられるような重い頭痛がする
・口の中が乾いてしょうがない、食べ物や飲み物の味が感じられない
・肩や首がこったり、しびれる
・動悸や息切れがして、呼吸が苦しくなる
・全身にビッショリ汗をかいたり、体が冷える
・頻尿なわりに排尿が難しい
・腹痛が続いたり、便秘や下痢が続く
・疲れやすくだるい、性欲も落ちた

以上の身体的症状もチェックしてみてください。

【周囲の人に気付いてほしい、うつ診断チェック】

うつ病の本人がまじめだったり頑固で、周囲に話さなかったり苦しい姿を見せない場合があります。また、本人がまったく自分のうつ病に気づいてなく、周囲にも本人が普通に頑張っているように見えて、うつ病に気付けないケースがあります。

そんな時は、周囲の人が「もしや・・」と疑ってみて、頑張り過ぎているようなら手伝ってあげたり、静養・治療するように促してあげてください。

周囲の人は、以下の項目を診断チェックしてあげてください。

うつ病でだるそうにしている人の写真・一日中だるそうにしている
・一日中ボーッとして、動きが緩慢になった
・人と会うのを嫌がるようになった
・「生きている意味が分からない」などと死をほのめかすようになった
・以前なら笑っていたようなことにも反応しなくなった
・お酒やタバコの量が増えた
・集中力や決断力が落ちて何も決められない
・落ち着きが無くウロウロ歩き回るようになった
・身だしなみが悪く、だらしなくなった
・声が小さくなったり、口数が少なくなった
・仕事、家事、勉強ができなくなった

また、以上のような症状が出たと思ったら今度は逆に異常なハイテンションで元気になる→また落ち込む・・という繰り返しも、うつ病の症状の一つですので、周囲の人は「元気になるから大丈夫かな・・」とか「あいつは単なる気分屋だ」と思わないで、気を付けなければいけません。

【うつ病になりやすい人の性格診断チェック】

うつ病になりやすい人の性格も、タイプがあります。あなた、もしくは家族・職場の人が当てはまらないかチェックしてください。

うつ病でイライラしている人の写真・悪い方向への思い込みが激しい性格
ちょっとでも悪い結果になると、「もうダメだ・・またこうなる」「自分はダメな人間なんだ」と思い込んでしまいます。

・優先順位を決めれない性格
仕事や課題がいくつか重なった時に、要領よくこなせず全部ストレートに抱え込んで、やり遂げようとしてしまいます。

・こだわりが強い性格
何をするにも「こうじゃないとダメ」と決めつけて、他の選択肢を柔軟に考えられないのです。

・自分を責めすぎる性格
自分にはそれほど責任がないのに、身の回りで起こるトラブルは全部自分のせいだと考えてしまいます。

・良い事も悪くとらえる性格
せっかく良い事があったのに「きっと次は失敗する」と意味なく悪く考えてしまいます。謙虚性ではなく悲観妄想になってしまいます。

・完璧主義な性格
どんなことも結果が完璧でないと気が済まないのです。まずまずの結果でも「まだまだ全然ダメだ」と考えてしまいます。

・深読みしすぎる性格
人の言動や物事の状況を、実際のレベル以上に深く解釈しすぎて「絶対にそうだ」と思い込んでしまいます。

・他人の目を気にし過ぎる性格
周囲の人がどう思うかを気にし過ぎて、自分がやるべき事を決められず、どうしていいのか分からなくなってしまいます。

 

では以上が、うつチェック診断の基準でした。

これらを知っておくだけでも、やるべき治療の方向性が分かりますし、再発の予防もできますので頭に入れておきましょう。

 >> うつになる体質を根本からキッチリ治してしまう方法




 

うつチェック診断の基準とは」の解説ページです。