うつ病の症状というのは、じつは千差万別でたくさんあります。あなたが知っている症状とは違うケースがたくさんあるんです。

例えば、うつ病の症状でイメージしやすいのは「元気がなくて食欲がない」「朝起きれなくて体がだるく重い」「不安が頭の中をグルグル回って絶望感にひたる」「集中力がなく動きがにぶい」・・

というようなものですが、じつはその真逆の場合でも、うつ病の症状なのです。

病気の症状例えば、夜中でも異常にハイテンションでカラオケで盛り上がったり、朝からモリモリ食べたり・・という行動も、実は鬱病の症状の一つなんです。

うつ病は大きく4つに分けられるのですが、症状も治し方も違うし、かかりやすい性格のタイプも違うんです。

【メランコリー型うつ病の症状】

うつ病の典型的な症状が出るタイプです。良い事があっても楽しいと感じられず、重く落ち込んだままの状態がずっと続きます。

自分を責め続け、悲観妄想が頭の中をグルグルかけめぐって、夜眠れないし朝方は早すぎる時間に目が覚めてしまいます。食欲が無く日に日に痩せていき、体の動きや注意力が散漫になる症状が続きます。

激しく落ち込み、生活に大きく支障をきたします。

(新型メランコリー型うつ病の症状)

メランコリー型の人は、基本的に自分を責める傾向になるのですが、近年は他人を責める新しいタイプの症状が出てきました。他人のせいで自分がひどい目にあっていると感じるタイプで、30歳代に多い症状です。

【双極性障害型うつ病の症状】

いわゆる「そううつ病」と言われるタイプで、症状は、極端に明るい時と落ち込む時がハッキリ真逆で、そのサイクルを繰り返していきます。

うつ病でハイテンションな人の写真

「気分最高!絶好調!」

「ダメだ・・なんであんなことしてたんだろう・・」

「イケイケ!爽快だぜ!」

「やっぱりダメだ・・」

こんなふうにジェットコースターのように感情の波が激しく変わります。

極端に明るく行動的な躁(そう)状態の時は、落ち着きがなくなり意味不明な発言や常識ハズレな行動をとります。頭がさえて眠ろうとしないのも、この時の症状です。

いっぽう落ち込む時は、メランコリー型のように絶望に打ちひしがれ気力も食欲も体力もなくなります。

この極端に明るい時と落ち込む時のサイクルですが、人それぞれです。最初は季節によって変わるような大きなサイクルで、そこから段々くり返しのサイクルが短くなっていき、治りにくくなる症状が多いです。

明るい時と落ち込む時が、どちらも症状が極端なので、生活に支障をきたしますし、周囲の人も振り回されることになります。

【気分変調型うつ病の症状】

長い期間、ゆううつな気分が続き、体や頭が重い症状が出ます。しかし、メランコリー型のような激しい落ち込み方をしないので、周囲も本人も鬱病の症状に気付けず、「なんとなくノイローゼぎみ」とか「あの人は精神的に弱い人かも」というふうに見られてしまいがちです。

やる気がない状態とにかく自分に自信が持てないので、人と会話したり一緒に行動することを避けるようになっていきます。

何かにつけて「やっぱり自分はダメな人間・・」と、自分を客観的に見つつ自己評価がとても低い・・という症状を根本的に持っています。

物事が続けられず、家でゴロゴロ過ごす事が多くなります。

身体的な症状もあり、「常に頭がぼんやりして重い」「肩や首がこって重い」「動悸がする」という状態が続くのですが、症状が重いわけではないので、周囲の人が「あの人は怠け者」と不当に見られてしまいがちです。

【非定型うつ病の症状】

このタイプの症状は、一般的なうつ病の症状と逆のことが多いです。

やる気が出る方法を実践した例えば、食欲がなくなるわけではなく、反対に過食症になります。また、いつも眠くなる過眠症にもなってしまうのです。

そして、いつも落ち込み考え込むわけではなく、何か良いことや楽しいことがあるとコロッと症状が良くなる特徴があります。でもまた失敗したり叱られたりすると落ち込む→良い事があるとまたコロッと元気になる・・という症状です。

そして、もともとこのタイプの人は自意識が強く甘えん坊で寂しがり屋なところがあるので、周囲からは「仮病じゃないの?」とか「遊びに行く時だけ元気だなんて調子よすぎる!」と誤解されがちです。

【その他のケースの症状】

健康で幸せな家族の画像

{子供の鬱病の症状}

自分で身じたくができなくなり、だらしがなくなります。食欲が無く眠れなくなります。そして、そのぶん体力も気力も落ちますので昼間眠くなります。

子供は成長過程ですので普通は体重が増えますが、体重が減るだけなく増えないのも要注意です。

そして、今まで好きだった遊びなども楽しめなくなります。

子供は自分で辛い症状を訴えることができませんので、家族はしっかり観察して異変に気付いてあげてください。こちらから「こんなことなかった?」などと声をかけてあげて、話をゆっくり聞いてあげることです。

それでも上手く話せないのが子供ですから、じっくり聞いてあげてください。

{高齢者・老人の鬱病の症状}

高齢になれば当然、動きが散漫になったり表情の変化も小さくなったりします。また、物忘れも出てきたり体調不良も出てくるものです。

しかし、そのような症状を「年をとったからしょうがない」と見過ごしてしまうのが怖いのです。じつは老化が原因ではなく、うつ病だった・・というケースが少なくないのです。

友人・知人や家族が亡くなることが多くなってくる年齢ですので、高齢者は鬱病のリスクが高いのです。

{女性の鬱病の症状}

女性はホルモンバランスの変化がカギになってきます。出産や生理前後であったり、更年期はホルモンバランスの変化が激しく、「イライラ・不眠・気分の落ち込み・腹痛」などの症状が多くなります。

女性ホルモンのエストロゲンは、脳内神経伝達に影響力があるので、バランスの変調によっては「うつ気分」を引き起こしやすくなります。
では以上が「うつ病の症状」の解説でしたが、あなたが患者さんご本人の場合でも周囲の支援者の場合でも、早く症状に気付いて治療を進めることが大切です。

その分早く治りますし、再発のリスクも減っていきます(^_^)

>> うつになる体質を根本からキッチリ治してしまう方法




 

うつ病の症状には種類がいろいろある」の解説ページです。