「ワキガの原因」のページで解説しましたが、あなたのワキガを強くしている原因は、あなたの生活習慣でした。
それを改善するための「わきが治療法」を実践しないで、制汗剤やボトックス注射や手術をするのは大変危険な行為なのです。人間は汗をかいて体温調節しています。
制汗剤は汗腺の穴を塞いでしまいます。ボトックス注射は汗腺の神経回路を麻痺でブロックさせます。手術は汗腺を取ってしまいます・・
良い汗がかけなくなれば、人間は熱中症で死んでしまいます。
「わきの下だけだから関係ないでしょ・・」と、あなたは思うかもしれませんが、わきの下の汗腺から出せない成分は、別の場所から出ることになります。
アポクリン腺がある耳や乳首やヘソが臭かったら嫌ですし、臭い成分が血液中に戻ってエクリン腺から出てしまったり、口臭がひどくなったりニキビが増えたり、肝臓や腎臓に負担がかかったり・・
そんなことになりたくないですよね・・
美容・健康の根本は、生活習慣なのです・・
わきが治療法として、まずは生活習慣の改善法です。
１、食事を整える ２、自律神経のバランスを整える ３、汗腺トレーニング
この３つで、わきが治療法は簡単にできるんです。
１、食事を整える「わきが治療法」
黒人や欧米人にワキガが多い理由は、アポクリン腺の数が多いこともありますが、食生活が大きく影響しています。そして日本人も、昔よりワキガの人が増えている理由は、ここにもあるのです。
わきがの原因は、「アポクリン腺から出る汗の中の動物性タンパク質・動物性脂質・糖質などをバクテリアが分解して・・」というものでしたが、つまり動物性中心の食事から植物性中心の食事に変えてあげれば良いだけなのです。
タンパク質だって脂質だって、植物性のものはあります。肉・ラード・チーズやバターを減らし、大豆食品をたくさん摂る・・油はオリーブオイル・・というふうに変えれば良いだけです。
また、食物繊維をたっぷり摂りましょう。自律神経のバランスを整えてくれます。大豆食品・海藻類・きのこ類・根菜類・玄米ご飯です。
そして、汗腺を劣化させないためにも代謝や発汗作用の高い食材も良いです。しょうが・わさび・唐辛子・コショウなどです。
２、自律神経のバランスを整える「わきが治療法」
自律神経のバランスが崩れると、免疫力が落ちてバクテリアなどの雑菌が繁殖しやすくなります。代謝が落ちホルモンバランスも崩れるので、汗を上手くかけなくなったり、老廃物が皮膚にたまりやすくなり雑菌の温床になります。
自律神経のバランスが崩れる原因は、ストレス・栄養バランスの乱れ・睡眠不足・運動不足です。
食事については１でお話いたしました。ストレス解消も心掛けてください。睡眠を６時間以上はとりましょう。そして有酸素運動です。１時間のウォーキングが一番良いです。
３、汗腺トレーニングによる「わきが治療法」
運動不足だったり、エアコンの効いた部屋で長く過ごすと、血行が悪くなります。
そうなると、汗腺に酸素が行き渡らなくなってしまい、乳酸という疲労物資が蓄積されるのです。この乳酸が、実はアンモニアの成分を増やしてしまうのです。
ワキガの臭いの要素の中に、アンモニアがありましたよね。お掃除していないトイレの、あのツンとしたアンモニア臭です（^_^;）
そういう人の汗は、ネバネバしていてアルカリ性が強いので、バクテリアたちは大喜びなのです。
わきが治療法汗腺トレーニングでは、２の自律神経でもお話しましたが、１時間のウォーキングがおすすめです。最近は携帯音楽端末などが安く買えますから、音楽でも音声教材でもラジオでも良いので何か聞きながら歩くと、１時間はあっという間です。
それと、お風呂を利用しましょう。熱いお湯でドッと汗をかいたあと、ぬるめのお湯で冷まします。また熱いお湯に・・を３回くらい繰り返しましょう。
温度変化に対する反射機能が高まり、汗をかくことで汗腺が強化され老廃物を流し、キレイな汗がかけるようになっていきます。汗をかかないようにしたほうが良いと思っている人がいますが、逆なのです。
お肌の美容にとっても、汗はかいたほうが良いのです。
かいた後、清潔に保つことが大切なのです。
では、最後にワキガの消臭用品ですが、「お仕事中で急に接客が入ったり」などでは、消臭用品も使わないといけない場面もありますね。
そういう時は、毛穴を塞いでしまう制汗剤よりも、植物系天然成分を使っている殺菌消臭剤をおすすめします。ワキガだけでなく一般的な汗臭さも、原因はバクテリアによる分解が関わっています。
あるアンケートによると、男性も女性も相手の臭い対策のための制汗剤や香水の臭いを嫌っていることが分かりました。
汗をかかないことは、逆にワキガにも健康にも良くないことです。臭わない、良い汗をかくようにしましょうね。
