ワキガの原因は一つではありません。たくさんある条件・原因が、いくつか重なった時に「ワキガのクサイ臭い」として放たれるのです。

その原因をあなたがしっかり理解して、あなたができることを改善していけば、ワキガは解消できるんです。もう悩まなくて大丈夫です。

ワキガの原因を治療した人の写真

人間の汗は、汗腺という場所から出ますが、この汗腺には二種類あるのです。

1、エクリン腺 2、アポクリン腺

という二種類ですが、普段人間の体温調節のために汗を出すのは、エクリン腺です。あなたの体中の皮膚にあります。このエクリン腺からの汗は、まったくと言っていいほど臭いません。

エクリン腺からの汗の成分は、ほんの少しの塩分とあとは水分だけだからです。臭いになる要素はないのです。

いっぽう、アポクリン腺という特殊な汗腺から出る汗が、ワキガの臭いの原因になるのです。

このアポクリン腺というのは、特別な場所にしかありません。耳の中、乳首、へその周り、陰部、そして一番アポクリン腺の数が多い場所が脇の下なのです。

【なんでワキガの原因になるアポクリン腺があるのか】

では、なんでそんな臭いの出る汗腺があるのか?・・

これは、もともと臭いによる情報交換のためのものでした。動物は人間のように汗をかいて体温を調整する仕組みがないので、動物の汗腺は、ほぼ100%このアポクリン腺です。

性的な臭いであったり、感情的な臭いであったり、危険を知らせたりする臭いを発する大切な仕組みなのです。

人間はそれが退化して、最後は脇の下に少し残った・・というものなのです。

ちなみに、このアポクリン腺ですが、一番数が多いのが黒人>欧米人>黄色人です。これからお話する食べ物も影響が大きいのですが、ほぼ100%の黒人はワキガ体質なのです。欧米人は70%くらい、日本人は15%くらいです。

【ワキガの原因メカニズム】

では、ワキガの原因メカニズム解説です。

アポクリン腺がワキガの原因になるというお話をしましたが、ここから出る成分がそのままワキガ臭になっているわけではありません。

たしかに、エクリン腺と違って、アポクリン腺からは様々な成分が出てきます。タンパク質・脂質・糖質・アンモニア・ピルビン酸・色素リボフスチン・鉄分などなど、たくさんの成分が出てきますが、そのままではほとんど臭いは放ちません。

その成分を、常在菌・バクテリアがエサとして分解したり脂肪酸などに変質させ、さらにそれをエクリン腺からの汗が溶かしアンモニアと混ざり、蒸発する過程で独特のワキガ臭が放たれるのです。

実は、アポクリン腺は普通の汗が出るエクリン腺と違って、眼で見えるくらいに大きい汗腺で「大汗腺」とも呼ばれるのですが、現代の日本人は昔に比べてさらにアポクリン腺が大きくなってきているのです。

その原因が食生活です。

動物性タンパク質・動物性脂質・糖質というのは、肉類や乳製品を中心にした欧米の食文化によって摂取量が増えますが、それを汗腺から大量に出すためにアポクリン腺までが大きくなってきたのです。

そして逆に、抗酸化作用の高い食べ物を食べなくなってしまったので、汗の中の脂質が酸化しやすく臭いが強くなる条件が増えてしまっているのです。他には、ストレス・栄養のバランスが悪い・睡眠不足・運動不足が原因で自律神経が乱れ、免疫力が低下していることで雑菌が繁殖しやすくなっているのです。

ニキビの原因なんかも、実は同じなんです。

また、自律神経が乱れると発汗作用も乱れます。冷暖房の効果によって、現代人は上手く汗がかけない体質になり、汗腺が劣化しているのもワキガの原因です。汗腺が劣化して、汗が「濃く」なっているのです。

あなたのワキガを強くしている原因は、あなたの生活習慣だったのです・・

 >> ワキガ体質を根本からキッチリ治してしまう方法!




 

ワキガの原因とは」の解説ページです。