加齢臭を消す石鹸と洗い方の解説です。
加齢臭の原因は「皮脂が酸化した臭い」でしたが、皮脂をしっかり落として酸化を防ぐ石鹸なら、ちゃんと加齢臭を消して消臭効果を持続できます。
また、皮脂が多く出る場所がいくつかありますので、そこをしっかり洗い流す必要があります。ただし、ゴシゴシこすり過ぎると刺激が強すぎて余計に皮脂の分泌を促してしまうので、体の洗い方にもコツがあります。
【加齢臭を消す石鹸・シャンプー・消臭スプレー】
加齢臭の原因は皮脂が酸化した臭いで、「ノネナール」という物質に変質するからです。
これを防ぐポイントが「抗酸化作用」です。皮脂を酸化させない成分・ノネナールを除去する成分が必要なのです。その成分が下記になります。
・メマツヨイグサ抽出液(メマツヨイグサエキス)
・緑茶ポリフェノール(緑茶エキス)
・ウーロン茶ポリフェノール(ウーロン茶エキス)
・甜茶(てんちゃ)ポリフェノール(甜茶エキス)
・柿渋(かきしぶ)ポリフェノール(柿渋エキス)
また、殺菌作用がある成分↓も大切です。雑菌が繁殖すると、汗や皮脂が分解されて臭くなります。
・イソプロピルメチルフェノール
・アルカリ成分
・銀イオン
・ゼオライト
加齢臭には、上記の成分を含んだ石鹸・シャンプー・消臭スプレーを選ぶようにしましょう。そしてもちろん、加齢臭だけでなくワキガや全般的な汗臭さにも対応できます。
また、香水などの別の匂いで消そうとするのは止めましょう。
まず、加齢臭と香水の相性が悪いと余計に臭くなってしまいます。
そして「ハーモナージュ効果」と言って、別の匂い同士を組み合わせて「良い匂いに変える」という手法もあるのですが、やっぱり臭いにも人それぞれ好みがありますので、無理に良い匂いにしようとせず、臭い原因を取り除いてあげることが大切です。
【加齢臭が出やすい場所と洗い方】
体には加齢臭が出やすい場所があります。「皮脂の酸化」が加齢臭の原因ですから、つまりは加齢臭が出やすい場所は「脂分が出やすい場所」になります。
場所は、頭の天辺・おでこ・鼻・耳の裏から首全体・胸・わきの下・おへそ周り・背中(背骨の位置)・陰部、になります。
特に、「頭の天辺・おでこ・鼻・耳の裏から首全体」というのは、服を着ても常に露出している場所ですし、相手の鼻に近い場所ですので臭いが伝わりやすいのです。
上記の部分を洗い忘れのないようにしましょう。
かといって、あまりにも気にし過ぎてしまい、強くゴシゴシ特殊なブラシで洗うようなことをしてしまうと、逆効果になります。
皮膚は刺激に応じて皮脂の分泌量を調節していますので、逆に出る皮脂の量を多くしてしまうことになります。
加齢臭を消す正しい洗い方は、石鹸をまず十分泡立てておいて、優しく洗うことです。
石鹸を泡状にすることで、こすった時の刺激を和らげることができるのと、脂や汚れを泡で包み取るように、キレイに残さず洗い取ることができるからです。
石鹸を泡立ててから、スポンジやコットンなどの柔らかい素材で優しくこすり洗いしましょう。