人間の体の成分って、どんな物で構成されているか知ってますか?

一番多いのは、圧倒的な差で「水」です。人間の体の50%以上は水分です。そして、タンパク質・脂質・糖分・ミネラルなどで構成されています。

男性と女性では少し違うので、数字をまとめておきます。

男性と女性の画像写真

【男性】
水分:61% タンパク質:17% 脂質:16% 糖質:0.5% ミネラルその他:5.5%

【女性】
水分:51% タンパク質:14% 脂質:30% 糖質:0.5% ミネラルその他:4.5%

男性は水分とタンパク質が多い分、脂質は少なめです。女性は水分とタンパク質が少ない分、脂質が多めです。

ちなみに、乳児は体水分量は多く、高齢者になるほど減っていきます。

では、太っている人と痩せている人の体の成分の違いはどうでしょうか?・・

【太った人】
脂肪:35% 水分:43% その他固形分:22%

【痩せた人(痩せすぎ)】
脂肪:8% 水分:70% その他固形分:22%

太った人は、とにかく脂肪が多いんです。よく「水太り」なんて聞きますが、太っている人はやっぱり脂肪の量が多いんです。痩せている人は、脂肪が少なく水分量が多いのです。

「水太りするから飲まない」というのは、間違いですし危険です。脳の80%が水分、肺の90%が水分です。水分量が足りなくなると、思考も体も全体が機能しなくなります。ジュースやお茶などではなく、純粋な真水を1日2リットルは飲みましょう。

「でも私は脂分は摂らないように気を付けているのに太る・・」という人は、炭水化物と糖分の摂りすぎです。そして運動不足です。ストレスもあります。

ウエスト腰がくびれた人の画像写真

まず、炭水化物というのは人間の体に吸収される時にブドウ糖に変わります。ですが糖質というものは、体内にはほとんど残りません。

代謝・呼吸・血液循環・脳・筋肉など、あらゆる活動のエネルギーとして常に消費されるからです。

若い人は、新陳代謝が活発なので常に大量の糖分を自然に消費しているのですが、それが年をとるにつれ段々と代謝が落ちていく・・あるいは代謝で使う以上の糖分(炭水化物含む)を摂りすぎていると、消費されないで「中性脂肪」に変わってしまうんです。

だから脂肪がドンドン増えて、太ってしまうわけです。

参考:『太ってしまう原因(やせれない原因)

歩くなどの有酸素運動をしない人も太りますし、ストレスはアドレナリンを分泌させ血糖値を上げる作用があるので、「ストレス太り」というのは、実際に起こる作用なんです。

まず太っている人は、脂質・炭水化物を減らし、水分をしっかりとり、連続で1時間歩く有酸素運動とストレス解消を意識してください。

そして、野菜を食べることです。ただし、甘味の強い野菜は太りやすいです。甘いということは糖度が高いということだからです。

大豆製品・海藻類・きのこ類・根菜類・緑黄色野菜を、バランス良く食べていきましょう。

 

参考サイト→ デスクワーカー専用ダイエット

 




 

太っている人と痩せている人の体の成分の違い」の解説ページです。